【実話】ネットで話題の「理不尽な新聞詐欺の話」が怖い / 完全に頭がおかしいので気を付けよう

最近、インターネット上で「新聞購読にまつわる詐欺まがいな話」がちょいちょい話題になっている。当サイトでも「記者が詐欺にあいかけたエピソード」をご紹介したが、今回ご紹介するのはズバリ「本物の新聞屋が詐欺をしようとしてきた話」だ。

ご覧いただく前に断っておくが、この話はとても胸クソが悪い。……が「こんなことが実際にある」と知っておけば “万が一” のときのためになるハズだ。それでは以下でご紹介しよう。

・始まりは1本の電話

このエピソードはインターネット上で紹介されていたものである。投稿者本人に許可はいただいたが「HN等は一切出さないならば」という条件だったので、あえて名前は伏せておく。

さて、この話に登場するのは投稿者の「お母さん」「お父さん」そして「新聞配達屋」である。果たして新聞屋はどんな手段で定期購読を取り付けようとしたのだろうか? 以下で、再現VTR風にご紹介しよう。始まりは1本の電話だったという

配達屋「もしもし。A新聞ですが2年契約をいただいたので4月から配達させていただきます」

お母さん「確かに以前はおたくから新聞をとっていたけど5年ほど前にやめました。今はB新聞を取っているんですが……」

配達屋「でもこちらには契約書があります。お持ちしますので見てください」

後日──。

配達屋「これが契約書です」

お母さん「確かに名前は主人ですけど明らかに字が違いますよ。なんで印鑑まで押してあるんですか? 規約した覚えはありません」

配達屋「それは契約違反です。あなたの言ってることは違法行為ですよ?」

お母さん「これって私文書偽造じゃないですか? これは犯罪ですよ、詐欺ですよ? 帰ってください」

配達屋「……いま詐欺と言ったことについて謝ってください。私は親切で来たんですからね? 今の会話は録音しているので訴えますよ?」

この場はいったん新聞屋が退散。その夜、帰宅したお父さんがブチギレて新聞屋に「なんかお宅からうちに変なヤツが来たらしいけど何かの間違いだよな? 詐欺グループかもしれないぞ」と電話。すると…… “ヤツ” は本当に新聞屋にいた──。そしてさらに後日。

お父さん「この前のことを謝れ!」

配達屋「いや、あなたの奥さんは私のことを詐欺師呼ばわりしました。そのことを謝ってください。それにほら、ここにあなたのサインと印鑑が押された契約書があるじゃないですか?」

お父さん「もういい! お前のことは本社に連絡するからな!!」

配達屋「そのせいで私がクビになったらあなたのせいですからね? 今の暴言も全て録音してますから、もしクビになったら訴えます」

……いかがだろうか? 理不尽にもほどがないだろうか? ある意味これだけ頭がおかしいと回避のしようもない気がするが、これが本当にあった話だというから恐ろしい。

・レアケースではない

なお、この件を消費者センターに問い合わせたところ「いま新聞詐欺の問い合わせが非常に多く、実際にお金も取られた人がいるので注意してください」と話していたという。つまり今回ご紹介したエピソードは決してレアケースではないようだ。

とにもかくにも、こうした詐欺まがいな行為に巻き込まれる可能性は誰にでもあるから、くれぐれも注意しよう。次に頭のおかしい配達屋が現れるのは、あなたのところかもしれない。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

【詐欺まがい】私が新聞を絶対に読まないと決めた出来事 / 新聞をヨム日コラム


本日4月6日は「新聞をヨム日」だ。日本新聞協会販売委員会が2003年に制定したこの記念日。だが、どんなタイミングであろうと誰が何と言おうと、私(中澤)は2度と新聞は取らない。そう心に決めたのは、ある新聞販売員との出来事がキッカケだった

・出かける直前に声をかけてきた販売員

話は10年前までさかのぼる。大阪から上京してきた直後でひとり暮らしも慣れない私の家へ、ある日大手の新聞社を名乗る男性が販売営業にやってきた。普段は友達以外の訪問には居留守をしていたが、その時は出かける直前で、外に出たところで声をかけられたのを覚えている。

短髪に刈り上げた髪、浅黒い肌の色……サッカー選手の長友の目をパッチリさせたような爽やかな雰囲気の男性。渡してきた名刺には全国3大紙のうちの1社の名前が書かれていた

・新聞を取る余裕がガチでない

だが、私は新聞を取る気なんて一切ない。というか、当時の私は、フリーターでバンドマンで東京ひとり暮らし……生活基準は最底辺でかろうじて生きているという感じだった。新聞を取る余力なんてあろうはずもない。

というわけで、その辺の事情を包み隠さず打ち明け本当に不可能なことを真摯に伝えた。マジですみません。取捨選択しているわけではなくシンプルに死にそうなんです。実は借金もあるんです。

・それくらいなら大丈夫

すると、長友は「凄くわかります」と生活苦に同感してくれた上で、自分もノルマがキツイという話をしだした。ガチで怒鳴られると。年齢が近かったこともあり長友の話に共感せざるを得ない私。そこで、長友が借金の額を聞いてきた。

これも正直に答えたところ、「それくらいなら全然大丈夫っすよ!」と長友。いやいやいや、他人事だなお前は! 一瞬はそう思ったが長友は長友で大変なんだろうな。それはにじみ出てるわ。もし、金があったら長友のノルマに協力したいんだけどなあ……。

・長友の代案

ともかく、もう1度ハッキリ断った。すると、「仕方がないスね……」と納得した様子の長友。良かった。わかってくれた。これで終わりか……と思いきや、なんと長友は驚くべき代案を提案してきたのである!

その代案とは、とりあえず来年から新聞を取り始めるという予約を入れて、長友がキャンセルしておくというもの。予約段階ではお金はかからず長友のノルマの足しにもなるという。お金がかからないならいいか。

念のため「絶対キャンセルしてね」と念押ししたところ「バッチリキャンセルしますよ! ありがとうございます!!」と帰っていく長友。一応メモもしていた。かくして、私はやっと出かけることができたのである。

・1年後

そして、1年が経った。そんなエピソードがあったことも忘れていた私の元に、突然、大手新聞社からお知らせが届いたのである。勘の良い人ならもうわかると思うが、それは「明日から配達します」という購読開始の通知だった

その通知を見た瞬間、全てを鮮明に思い出した私。速攻で新聞社に電話し、その販売員とのことを話してキャンセルの申し込みをした。その時に対応した人のセリフは今でも忘れられない。

・衝撃の回答

大手新聞社「こちらでは営業所の販売員まで把握してません。ただ、そういうことをする人もいるので騙されないようにしてください

──コンプライアンスとは何なのか? 確かに、私がアホだったことは間違いない。世間知らずだった。だが、まるで騙されるヤツが悪いというような対応はいかがなものか

というわけで、私は騙されたくないので新聞は一生取らない。新聞の販売営業の話も一生聞かない。だって会社で嘘をついてノルマを取る人を「そういう人もいる」と終わらせるなら、何がウソかなんて見極められないもん。

・4月はキャンペーン

なお、これはあくまで10年前の私の体験であり、現在の新聞販売所の内情は知らない。ただ、何かしら改善されていたところで過去のことは改善できないことも事実である

4月は転勤や入学等で住いを移す人が多いことから、「これを機会に新聞を読み始めませんか」というキャンペーンが行われるという。新聞を取る気がないのであれば、基本的には対応しないことをオススメしたい。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

【実録】音楽業界の闇!『詐欺レーベル』に40万円以上貢いだバンドマンが見た衝撃の光景「事務所に呼ばれて行ったら……」


キラびやかな光に照らされるステージを夢見て日夜リハを重ねるミュージシャンたち。だが、光があるところには影がある。昔から、売れないミュージシャンを食い物にする『詐欺レーベル』は後を絶たない。

夢を利用し、甘い言葉で、ただでさえ貧乏なミュージシャンから金をむしり取る鬼畜たち。そんな詐欺レーベルの実態に迫るべく、実際に騙されていた人物に話を聞いた

・音楽で生計を立てるミュージシャン

今回、「仮名で顔出しなし」という条件で話を聞かせてくれたのは、ミュージシャンの坂東太郎(ばんどうたろう)さん。アルバム数作を全国リリースし音楽で生計を立てる彼は、売れていなかった10年ほど前に詐欺レーベルにひっかかったことがあるという。

──まず、詐欺レーベルってどういった部分でお金を取るんでしょうか?

坂東太郎「やり口は色々あるんですが、プロデュースとか宣伝とかイベントとかリリースとか色んな口実で、本来ならかからない余分なお金をミュージシャンから巻き上げているところが多いですね。

ちなみに、レーベルと呼ばれてはいますが、エサにマネージメントを使うので事務所的立ち位置です。私が騙された詐欺レーベルはイベントを月1回くらいで開催しており、『ノルマ+α』で出演するのに6万円以上かかりました

──なぜ、そこに所属しようと思ったんでしょうか?

坂東太郎「当時は、何が何でもミュージシャンになりたくてとにかく焦っていました。その割にライブハウスから誘われるイベントは客がいないものばかり。全出演バンド合わせて0人の時もあったし、3人くらいお客さんがいても、全員が出演バンドの友達ということもよくありました。

ライブを続けても、お客さんが増えるどころか新しい人に見てもらうことも叶わず、ノルマとして3万円くらいが飛んでいく。もう音楽が良い悪いの問題ではないなと思い、なんとか状況を打破したくて色んな事務所やレーベルに資料を送っているうちに連絡が来たのがそこでした」

──そこから所属まではどういった感じで進んだんですか?

坂東太郎「まずは、レーベルのミーティングに呼ばれましたね。ミーティングは、新宿歌舞伎町の喫茶店の会議室を貸し切って行われていて、参加してみると所属のバンドマンがたくさんいました。

全部で10バンドくらいだったかな。そこで、同じ志を持った人に出会えたことに少し安心しました。これだけの人が所属しているということは信じられるのかもしれない……と」

──確かに、それは安心してしまうかもしれないですね。

坂東太郎「しばらく待っていると、レーベル代表が表れミーティングが始まりました。仮に山田さんと呼びます。山田さんは、日サロで焼いたような浅黒い肌をした恰幅が良い男性で当時40才くらいでした。第一印象で『サーファー崩れっぽい』と思ったことを覚えています」

──聞いている分にはめちゃくちゃ怪しいんですけど

坂東太郎「そうですね(笑)確かに、当時も山田さんの風貌には面喰らいました。ただ、詐欺をやる人が、怪しかったら商売あがったりじゃないですか? なので、逆に信じられるのかなあ、と」

──また、信じる方向に……。

坂東太郎「多分、あの頃の私は、何かよりどころが欲しくて仕方なかったんです。信じたかった。嘘かホントか掴んだツテが、またゼロに戻るのが怖かったんです

──なるほど。話を戻しますが、ミーティングって何をするんですか?

坂東太郎「基本的には山田さんがホワイトボードの前に立って話をするのを全員で聞く感じです。レーベル、事務所の違い的な業界の仕組みと、山田さんがバンドデビューした時の経験などを交えて2時間くらい独壇場で話してました。今考えるとセミナーみたいですね」

──何か心に残っている話はありますか?

坂東太郎「忘れられないのが、山田さんがデビューした時のエピソードです。山田さんはB’zが大好きで、同じ事務所の『Being』からデビューが決まった時は、相棒のボーカルと商店街を叫びながら走ったって言ってました。

そのボーカルさんはもう死んでしまったらしいんですが……それだけは嘘じゃなきゃいいなと思います。あと、『九州男児だから曲がったことが嫌いな人情の男』というようなことも何回も言ってましたね」

──聞けば聞くほどにうさんくさい……。

坂東太郎「ちなみに、ミーティングの最後には会議室の賃料として1人2000円くらい取られました」

──それもうアウトでしょ

・所属のきっかけ

しかし、この後、坂東太郎さんはそのレーベルの所属となる。きっかけは、レーベルイベントを見に行ったことだったという。

坂東太郎「レーベルイベントにはちゃんとお客さんがいたんです。今考えたら、高すぎる出演費の足しにするため、他のバンドも必死でかき集めてたんだと思うんですが、とにかく、普通にライブが好きな人が見に来ていて。

普段のライブハウスのブッキングよりはまだチャンスはあるかもって思ったんですよね。何も変わらないライブに疲れ果てていたので、そういう人達の前で演奏できるだけで嬉しかった。未来のことを考えたら出演費も払えるレベルかと。

あと、業界関係者が審査員みたいな感じで呼ばれているのも大きかったです。それまでいくらアプローチしても連絡のなかった業界人が見てくれるだけでも前進に感じました」

──なるほど。そういうエサがあったわけですね。

坂東太郎「また、イベントによく出ている人達はレーベル内でもちゃんと立ち位置があってバンド同士の仲も良く、審査員にも覚えられてました。上の方に認められたら何かあるかもしれないという期待感はありましたね」

レーベル所属となりイベントに出始めた坂東太郎さん。しかし、意外な落とし穴があった。イベントに出てみて初めて分かった落とし穴とは一体? さらには、事務所に呼ばれた坂東太郎さんを待っていた光景とは!? 衝撃の続きは次ページ(https://wp.me/p25BsW-4kx3)で!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

【注意喚起】Amazonを名乗って「未納料金を請求」するSMSがまたしても流行の兆しか / 詐欺なので要注意

一度あることは二度あるし、二度あることは三度ある……それは詐欺の世界でも同じで、引っかかる人がいる限り詐欺業者は何度も同じ手を使う。例えばひと昔前に流行った Amazon を名乗る詐欺も然りだ。

圧倒的な数のユーザーを抱える Amazon は、これまでにも詐欺のターゲットになりやすく、涙した被害者も少なくない。1年くらい前、マーケットプレイス詐欺やSMS詐欺など、いろんな手法が多発したことで広く知られているが、まだまだ知らない人も存在する。そして今、またしても偽 Amazon 詐欺が流行の兆しだ。

・偽Amazonから届いたメッセージ

筆者(私)に 偽 AmazonからSMSが届いたのは、2018年3月19日のこと。内容は以前に流行した詐欺と似たようなもので、差出人の偽 Amazon からは次のようなメッセージが添えられていた。

「料金未納が発生しています。本日中のご解決無き場合、少額訴訟に移行します」

と、簡潔な文章ながら最大限に脅してきている。幸い、私は Amazon を名乗る詐欺を知っていたこと、さらにそもそも Amazon は前払いなので未納なんてある訳ないと冷静にいれたことでサラリとかわせた。しかし、察しがつきつつも「本日中」といった文言に少しドキリとしてしまうあたり巧妙さを感じる。

もし偽 Amazon について知らなければ、焦って連絡してしまう人もいるだろう。メッセージにはコードや緊急相談窓口の電話番号が書いてあるが、もちろんかけたらダメ。巧妙な手口で誘導され、最終的には金銭を払わせるよう持っていかれるという(江戸川区HP参照)。

・パンデミックも近いか

ちなみに電話番号の情報が寄せられているサイトの「電話帳ナビ」でもSMSに記載されていた番号を調べたところ、最近になってアクセス数が急上昇していた。詐欺師集団はまだ生きていて、動きが活発化しつつある……私に届いたSMSは流行の前兆かもしれない。

・落ち着いた行動を

なお、本家 Amazon のHPによると、SMSでの詐欺以外にも「ギフト券詐欺」や「代金不足分の支払をコンビニで支払うように電話で請求する詐欺」もあるとのことなので要注意。もし少しでも怪しいと思ったら絶対に連絡せず、落ち着いて無視しよう。どうしても心配なら国民生活センターや警察に相談だ。

参照元:Amazonヘルプ&カスタマーサービス電話帳ナビ江戸川区HP
執筆:原田たかし
Screenshot:iOS

【なりすまし?】高須院長が「世にも奇妙な物語」に巻き込まれる → 高級料亭から請求書が届き……

LINEスタンプを発売すれば飛ぶように売れ、本を出せばベストセラーを記録する日本美容整形のパイオニア、高須克弥さん。ここ数年はTwitterで情報発信していることで知られ、フォロワー数は30万人以上の人気アカウントとなっている。

その高須先生のTwitterアカウントで、実に不思議な事案が報告され話題になっているのでお伝えしたい。ある日、高須院長のもとに届いた1枚の請求書……世にも奇妙な物語はここから幕を開ける。

・高級料亭からの請求書

この事案は少々複雑なので、以下で整理して説明したい。登場するのは高須院長と請求書の郵送主「金田中(かねたなか)」だ。金田中は新橋や銀座を中心に展開する料亭で、もちろん高級店であることは言うまでもない。

2018年2月24日: 高須院長(正確には高須クリニック経理)のもとに金田中から6万4962円の請求書が届く。

同日:身に覚えがない高須院長は「なりすましやめなさいよ」とツイート

2月25日: 高須院長が金田中に問い合わせる。「1月20日に高須院長が6人で8時半から10時半までおいでになっていました」と返答。しかし1月20日は新幹線の中におり、切符でそれを証明できると主張。

その他の補足情報

・そもそも高須院長は金田中に行ったことがない
・いつも銀座の支払いはAMEXブラックカード。つけ回しは好きではない
・高須院長の息子さんでもない(確認済み)

高須院長は「店に行ったことがない」と主張し、一方の金田中は「6人でおいでになっていました」としており、両者の言い分は真っ向から食い違っている。これは一体どういうことなのだろうか?

・詐欺なのか?

ネット上では高須院長の恋人で漫画家の「西原理恵子」さんを疑う声も挙がっているが、本人が否定しているうえ、高須院長も「彼女が食べたならこんなにショボい金額ではないよ」とツイートしているので、西原さんの可能性もないということだ。

他にも「犯人が金田中になりすましている説」や「高須院長のそっくりさんがいる説」が挙がっているが、今のところ真相は解明されていない。果たして高須院長は何に巻き込まれているのだろう?

なお、高須院長は「納得させる推理を聞かせてくれたら上位6人に金田中おごります」としているから、ピンと来た人はメッセージを送ってみてはいかがだろうか? いずれにせよ、実に奇妙な事案である。

参照元:Twitter @katsuyatakasu
執筆:P.K.サンジュン

【注意喚起】ブラウザのユーザー調査を装った「2018年間ビジターアンケート」は詐欺なので要注意 / クレジットカード情報を入力させるまでの流れ

それは詐欺だ。いわゆるフィッシング詐欺というヤツだから騙されちゃいけない。『2018 年間ビジターアンケート(Tokyo) ブラウザー意見アンケート』なんて言葉を見ると「アンケートかな?」と思ってしまう気持ちは痛いほどに分かるが、無視しよう。

そのタブ、もしくはウィンドウを閉じればいい。やるべきことはそれだけだ。間違っても、『ラッキーな訪問者はあなたです』的なポップアップを見て、「キターーーー! 豪家な商品が超激安で手に入るぞ!!」となり、個人情報やらクレカ情報を入力したらダメだぞ!!

・ド定番の詐欺

ブラウザのユーザー調査を偽ったこの手の詐欺、実は定番中の定番である。グーグルChromeのユーザー調査などが有名で、本サイトでも何度か紹介しているから覚えている読者もいるかもしれない。

2016年には「騙されないように」と注意喚起をし、2017年1月には実際にクレカ情報を入力したこともあった。そして今年2018年2月──。私が使用しているパソコンのSafariで、またしてもヤツが出現したのである。

・以前のバージョンと比較

2017年4月に紹介した「グーグルChromeに表示された最新バージョン」と比較すると、今回は「年次訪問者調査」が「年間ビジターアンケート」になっていたり、「ブラウザに関する意見調査」が「ブラウザー意見アンケート」になっていたりなどの違いがある。

それ以外にも進んでいくと色々な違いがあるが、一方で同じ点も。簡単なアンケート(全4問)に答えること、個人情報やクレジットカートを入力させようとすること、そして何より、「さっさとタブを閉じた方がいい」ことは以前と同じである。もちろん、「何があっても個人情報やクレカ情報を入力してはいけない」ことも同じだ。

もはや「無視するに尽きる」という感じなのだが、その “アンケート” がどのように表示され、どのようにしてクレカ情報入力画面にまで持っていったのかを確かめてみたので、合わせて紹介したい。


【クレジットカード情報を入力させるまで】


1. ポップアップ出現
それは突然だった。私がMacのSafariでネットサーフィンをしていたら、以下のようなポップアップが飛び出してきたのである。

「親愛なるSafariユーザー様、あなたは2月20,2018のラッキービジターです
アンケートに答えていただだいた方に、「ありがとう」を込めてApple iPhone7が当たるチャンスを差し上げます!」

──パッと見て、「20,2018番目のラッキービジター」とかじゃなく「20,2018のラッキービジターって何だよ!」と思ってしまったが、よく考えると「2018年2月20日のラッキービジター」ってことが言いたいだろう。とにかく「OK」をクリック。


2. アンケート開始

──どうやら「iPhone7が当たるチャンス」を手に入れたらしいので、下にある4つの質問に回答。なお、悩みようがないくらい超簡単な質問だったので、4問全てにかかった時間は3秒くらいであった。


3. アンケートが終わると賞品画面

──なんでも、定価11万2800円のiPhone7が期間限定で250円らしい。さらに、その下には「当たった!」とか「信じられません」といったFacebookコメントが。そのコメントをよく見ると……投稿された時間が1分前と、いかにも「さっき当たりました」的な雰囲気である。


中には「あんた達最高だ!」とコメントしている人まで。……何だこれは!? まだ2月だというのに、濃厚なサクラの匂いがしてきた。いや、サクラでさえない可能性は十分にあるだろうと思いつつ、コメントを投稿している人のFacebookページに飛ぼうとしたが……どこもクリック出来ず

ついでに、「1分前」の表示が時間の経過とともに変わるのかを確かめるべく、数分たってから更新してみると……これ以上ないほどに真っ赤なページの中に、以下のような警告文が表示されたのであった。

「詐欺Webサイトの警告
このWebページは、あたなをだまして、ソフトウェアのインストールや個人情報(パスワード、電話番号、クレジットカード番号など)の入力といった危険な行為をさせる可能性があります。

詐欺Webサイトとして報告されたWebサイトの警告です。詐欺Webサイトはあなたが信頼している正規のWebサイトのふりをしてあなたをだまそうとします。詳しい情報…」

──やっぱりね。ちなみに、「詳しい情報…」をクリックしたところ、Googleのヘルプページ「フィッシング攻撃への対策と報告」に飛んだということもお伝えしておこう。

さて、話を戻し、250円のiPhone7を購入するため「ここをクリック」をポチっとやったら……


4. 個人情報の入力画面へ


──ここで驚きの展開が! なんと、前の画面では250円だったiPhone7が、この画面ではAirPodsにシリコンケースまでついて、199円になっていたのだ。秒速で値下げしてる……!

それはさておき、個人情報の入力画面は、名前・住所・郵便番号・電話番号・メールアドレスを入力するタイプで、パスワード入力欄は無いようだ。言うまでもなく入力したらダメなのだが、今回は取材のため適当に名前等を入れたら……


5. クレジットカードの入力画面

──以上、「2018年間ビジターアンケート」がクレカ情報を入力させるまでのやり口でした〜! はい、ちゃんちゃん。


・専門家に聞いてみた

ところで、このフィッシング詐欺、専門家はどう見るのだろうか? 以前と比べてどんな違いがあるのだろうか? 迷惑メール評論家であり、2017年にグーグルChromeで同様の詐欺を経験したGO羽鳥に意見を聞いてみると、こんなコメントが返ってきた。


GO羽鳥「なるほど。今回も、いつもと同じく個人情報とクレカ情報が目的であるっぽいね。で、クレカ情報の入力欄の上に、うっすらと「Li●ten2●x7.com」って書いてあるんだけども、おそらくクレカ情報を入力したら、そのサイトに飛ぶと思われる。

ちなみに「Li●ten2●x7.com」は、「オンライン音楽ストリーミングネットワーク」らしいんだけども、どーも怪しい雰囲気がするね。サイトを開いた瞬間にメアドを入力させようとするポップアップが表示されたりもするので、わりと熱心に個人情報を収集しようとしている気配がする。

もちろん、ちゃんとしたサイトなのかどうかは、クレカ情報とか入れたりして入会しない限りはわからないけど、怪しいレベルは相当に高い。ちなみにスロバキアのサービスだと書いてあるけど、それも本当なのかはわからない。

今回の “ブラウザのユーザー調査系フィッシング” で一番気になったのは、日本語能力が高くなっているという点。というより、間接的であっても相当数の日本人が関与しているっぽい点だ。Facebookで「最高だ」等とコメントしている人たちは、本当に騙されているのか、それとも騙そうとしているのか……。闇は深いね」


──とのことである。とにかく、今まで何度も言っている通り、上のような画面が出たら無視するに越したことはない。みなさん、お気をつけて!

参考リンク:Google「フィッシング攻撃への対策と報告」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

【実録】インスタに「写真をお金にしませんか?」と怪しいメッセージがきた → 潜入した『スマホアフェリエイト説明会』の衝撃内容とは!?

あなたのSNSに「スマホでおこづかい稼ぎ♪」「月額5万円稼げます!」「楽チンな副業始めませんか?」……なんてメッセージが届いたことはないだろうか? ぶっちゃけどれも怪しく、視界に入っても既読スルー……なんて人も多いに違いない。

かく言う私(P.K.サンジュン)もその1人で、これまでは「どうせ業者でしょ?」と相手にしたことは無かった。だがしかし、彼らがどんなヤツらで、どんな手口で儲けているのかまでは知らない……。ならば私がとことん彼らに付き合ってみようではないか……!

・第1章:「コンタクト」

アレは2017年12月のこと。年末の慌ただしい時期にそのメッセージは届いた。私がインスタグラムで投稿した「から揚げの写真」に女性らしき人物から、


「素敵な写真ですね。その素敵な投稿をお金に変えませんか? やり方を知れば絶対稼ぐことができます。ぜひ連絡お待ちしております」


……とのコメントが付いたのだ。その写真は過去に公開した「ド変態グルメ、女の子の汗の味から揚げが誕生!」の取材で訪れた店で撮影したもので、どこが素敵なのかは私にもわからない

だが、“飛んで火にいる夏の虫” とはまさにこのこと……「素人の写真がどうお金に変わるのか?」実に興味深いうえ、私の職業はわんぱくライターである。どうせ相手は業者だろうが「どう転んでもオイシイ展開になる……!」そう確信した私は、迷わず彼女にコンタクトを試みることにした。

メッセージの送り主は「佐藤ハルミ(仮名)」さんである。非公開アカウントで投稿数は100ちょい、フォロワーは2000人超えとかなり多いものの、フォロー中も6000人オーバーという非常にヘンテコなアカウントだ。

その佐藤さんに私は、以下のようにメッセージを送った。


「ご連絡ありがとうございます。投稿した画像でお金を稼ぐ方法、非常に興味があり連絡しました」


そこから謎の放置──。私はインスタのプロフィール欄に「ロケットニュース24のライターです」と記載しているため、もしかしたら相手に気付かれたのかもしれない。「うわ、プロフィール変えときゃ良かった……」なんて後悔していると3日してようやく佐藤さんから、


「了解です! ご興味あればLINEか何かつながれますか? 〇×〇×〇×で検索してください(^^)」


……と、何事もなかったような返信があったのだ。

これは推測だが、佐藤さんのインスタアカウントは複数人で管理されており、私のような “獲物” と第1コンタクトを取る手段として利用されているのかもしれない。3日放置されたのは「数日ごとに回収」という決まりでもあるのだろう。


・第2章:「説明会への招待」

一気に畳みかける予定が年末の忙しさで対応できず、今度は私が佐藤さんのメッセージを放置すること20日あまり。指定されたLINEに「インスタからやってきました」とメッセージを送ったが、20日も放置したのでさすがに佐藤さんも「ハ? 誰?」と怒っているかもしれない。

だがその心配は杞憂で終わった。20日ぶりのメッセージを送った2分後には彼女から、


「連絡ありがとうございます♡ 興味があればお話を聞いていただく形になっております(^^) ちなみにお住まいとご年齢を教えていただけますでしょうか?」


……と即レスがあったのだ。どうやらLINEは「獲物を引き込むための重要ツール」のようで、その後もすぐに返信があった。また「あのインスタの人?」なんて聞かれることもなかったので、どうやら佐藤さんはSNSでメッセージをバラまき、私がどこから来たのかなんて興味はないようだ

年齢と住まいを告げると「説明会に来ませんか?」と直球のお誘いがあり、もちろん私はすぐにOKの返信。個人情報(電話番号)を告げるのには多少の抵抗があったが、ウソの電話番号で企画がポシャるのはまずい。ここは正直に電話番号を告げた。

言われるがままに正体不明の説明会の予約を進めていると、佐藤さんから「もう1つのLINEアカウントも登録して欲しい」というリクエストが届いた。どうやらそのアカウントこそ本丸──。怪しげなビジネスを展開している会社そのものなのだろう。もちろん私は迷わずに登録を済ませた。

コンタクトしたのは「東京ビジネス案内(仮名)」なるアカウント。登録を承認した瞬間にダダダッと届いた大量のメッセージは、簡単に言えば「スマホアフェリエイト説明会」へのお誘いである。

スマホアフェリエイト説明会……? うーむイマドキではあるが、怪しいオーラもビンビン漂ってくるではないか。……いやむしろイイ。こうなったら徹底的に身をゆだねて、説明会をたっぷり堪能してやろう。そしてその日はやってきた──。

果たして乗り込んだ先で待ち受けていた衝撃の光景とは? スマホアフェリエイト説明会とはなんなのか? 気になる続きは2ページ目へ急げ!

Report:P.K.サンジュン
イラスト:稲葉翔子
Photo:RocketNews24.